多くの整形外科や治療院では、シップ、電気治療、マッサージのみで治療が終わることがあります。
しかし、本来は受傷前同様のパフォーマンスを回復させるためには、可動域エクササイズや筋力向上だけでなく、固有感覚機能や神経・筋協調性の改善、全身のバランス能力向上が不可欠です。
スポーツ障害からの復帰・予防において、「良い姿勢」と「正しい身体の使い方」は避けて通れないキーポイントです。
これらが不十分だと、身体にさまざまな問題が生じる可能性があります。
もし、身体を痛めやすい、痛みが治りにくい、身体のバランスが悪い、技術が向上しないなどの課題に直面している場合、それらの根本には姿勢や身体の使い方の調和が欠けている可能性があります。
良い姿勢はパフォーマンス向上の基盤であり、正しい身体の使い方は怪我のリスクを低減させる効果があります。
不適切な治療やトレーニングの過度な強度によって引き起こされる障害を解消します。
十分な柔軟性がないと、動きにくさやケガのリスクが高まります。
適切な柔軟性向上プログラムで対応します。
必要な筋力が不足すると、パフォーマンスが低下し、怪我の原因となります。
筋力向上のアプローチで改善します。
正しいフォームが欠如すると、不自然な負担がかかり、障害の原因となります。
フォームの改善を重視します。
スポーツ外傷後のリハビリにおいては、可動域エクササイズや筋力向上だけでなく、姿勢や身体の使い方の最適化も考慮し、完全な回復をサポートします。
イップスはスポーツや作業中に発生する運動障害で、緊張やストレスにより動きに支障が生じ、パフォーマンスに悪影響を与える状態です。
野球、テニス、アーチェリー、射撃、クリケット、サッカー、卓球などさまざまな分野で発生し、音楽家や職人などの職業にも現れます。
イップスは「局所性ジストニア」とも呼ばれ、無意識に筋肉がこわばる不随意運動の一種です。
ジストニアは手指の熟練技能を必要とする職人やスポーツ選手に頻発し、脳の指令異常に起因します。
当院では、脱力法や体軸調整法を用いてブレーキを解除し、身体感覚の再構築を促すアプローチを行います。
正しい状態に完全に戻すためには、初めに続けて3~5回(1週間に1回のペース)の施術がおすすめです。
これは、短期間に集中して施術を行うことを指します。
人間の体は本来、正常な状態に戻ろうとする働きがあります。
しかし、歪みや不調が長く続くと、その歪んだ状態が「普通の状態」となり、これを治すには何度かの施術が必要です。
整体後も、体が元の状態に戻ろうとすることがあります。
この悪循環を断ち切り、良い状態を定着させるためには、初回から続けて3~5回(1週間に1回のペース)の施術が大切です。
改善が見られた後は、良い状態を維持するために月に1~2回程度のメンテナンス整体にシフトします。
初回施術から時間が空いてしまうと、身体が元の悪い状態に戻る可能性があるため、定期的なケアが重要です。