沖縄めがね先生の整体院

沖縄の「めがね先生の整体院」は、画像診断の尊重と“体の使い方”の最適化で、痛みを繰り返さない体づくりを支援します。

抱っこで腰がつらい|“腕だけに頼らない”持ち方に変える

腕だけに頼らない抱っこのコツ

「抱っこは幸せだけど、腰が限界…」という声

小さなお子さんをお持ちの方から、よくこんな声をうかがいます。

「長く抱っこしていると、腰がジンジンしてくる。」

「腕もパンパンだし、立っているだけでしんどい。」

抱っこは大事なスキンシップですが、
そのときの「体の使い方」次第で、腰への負担は大きくも小さくもなります。

私は、抱っこで腰がつらくなる大きな理由のひとつは、
腕と上半身だけで支えようとしてしまうことだと感じています。

腕と腰だけで受けていると、なぜつらくなるのか

抱っこのとき、無意識に次のようなクセが重なっている方が多いです。

こうなると、重さがうまく分散されず、
腕・首肩・腰の一部に負担が集中しやすくなります。
特に産後は、睡眠不足やホルモンの影響もあり、
少しの負担が痛みとして出やすい時期でもあります。

先に「吐いて、少し近づく」だけでも変わります

むずかしいトレーニングより、まずは順番を変えてみるのがおすすめです。

抱き上げる前に、いったん足を肩幅くらいに開き、
足指をぎゅっと握らずに母指球・小指球・かかとの三点で床を感じます。

そこで口をすぼめて、3〜5秒かけて吐くイメージで息を吐きます。
みぞおちが前に飛び出さないように、
「肋骨がほんの少し下がるかな?」と手で確認できるとベストです。

吐ききったところで、下腹の奥にうすい支えが起きる感じがあれば十分です。
このひと呼吸だけでも、腰を反らせて支えるクセが少し落ち着きます。

抱き上げるときは、腕で「引く」より体で「近づく」

抱き上げるときは、腕の力で赤ちゃんをこちらに引っ張るのではなく、
自分の体のほうを赤ちゃんに近づける意識を持ってみてください。

股関節から軽く前に折るようにして(腰ではなく股関節から)、
体ごと近づいてから、胸の前あたりに抱き寄せます。

このとき、脇を軽く締めて、わき〜背中(広背筋)にも重さを分けるイメージを持つと、
腕だけでなく、体幹や背中・お尻も一緒に支えに参加しやすくなります。

立ち続けるときは「お尻に少し預ける」

抱っこしたまま立っているとき、
ずっと前ももと腰で支え続けていると、どうしてもつらくなります。

そこで、ほんの少しだけお尻側に体重を預けるようにしてみてください。
胸を張り直さず、さきほどの「肋骨を少し下げた位置」を保ちながら、
かかと方向に重心を一呼吸ぶんだけ移してみるイメージです。

これだけでも、腰の一点で受けていた重さが、お尻や体幹側へ分散され、
少しラクに感じる方が多いです。

日常で試しやすいタイミングの例

抱っこは一日に何度も出てくる動きなので、

といった形で、小さな工夫をこまめに挟むだけでも違いが出てきます。

完璧を目指す必要はありません。
「全部腕と腰で受けていたのを、少しだけ全身で受ける方向に寄せる」くらいの気持ちで十分です。

それでも一人ではつかみにくいときは

ここまで読んで、「なんとなくイメージはわいたけれど、
実際にはどう動けばいいのかよくわからない」という方も多いと思います。

めがね先生の整体院では、
まず短時間のソフトな調整で首肩・背中・腰・肋骨まわりのこわばりをやわらげ、
お尻や体幹が支えとして参加しやすい土台をつくってから、

などを、実際の抱っこの動きの中で一緒に確認していきます。

抱っこそのものを減らすのではなく、
「どう支えるか」を変えて、腰への不安をできるだけ減らしていくイメージです。

産前産後の体調や、腰・骨盤まわりについての考え方は、
妊婦さん整体産後骨盤矯正のページでもお話ししています。
「抱っこがつらくて、この先が不安」という方は、どうぞ一度ご相談ください。

関連: 妊婦さん整体産後骨盤矯正姿勢改善整体腰痛運動連鎖の解説当院の整体理念

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