沖縄めがね先生の整体院

沖縄の「めがね先生の整体院」は、画像診断の尊重と“体の使い方”の最適化で、痛みを繰り返さない体づくりを支援します。

坐骨神経痛|痛い時に“やってはいけない”3つと代わりの安全策

坐骨神経痛のやってはいけない例と安全策のイメージ

「少しでも伸ばした方がいいと思って…」から悪化してしまうケース

坐骨神経痛で来院される方とお話ししていると、よくこんな声をうかがいます。

「お尻から足にかけて痛いので、思い切って前屈で伸ばしていました。」

「長く座っているとつらいので、冷やしたり温めたり自分なりに試してみて…。」

「自分でも何かしないと」と思って行動される、そのお気持ちはとてもよくわかります。
ただ、実際の現場を見ていると、痛みが強い時期に“やってはいけない3つ”を続けてしまい、 かえって長引いてしまっているケースも少なくありません。

今日は、坐骨神経痛の方をみてきた中で感じた
「これは避けてほしい」というパターンと、同じ目的をもう少し安全に達成するための考え方を、できるだけやさしくまとめてみます。

※急な麻痺や発熱、排尿排便の異常、会陰部の感覚低下などがある場合は、
整体ではなく医療機関での評価が最優先になります。

痛い時に“やってはいけない”3つの代表例

まずは、「これは控えてほしい」という代表的な3つを挙げておきます。 現場でよく見かける実際のパターンです。

1つめは、痛みに耐えながらの前屈ストレッチです。
「ハムストリングを伸ばしたら良くなりそう」と頑張ってしまい、 お尻〜太ももの裏の“ビリッとした痛み”に歯を食いしばって耐えるような伸ばし方を続けると、 神経の過敏さを余計に煽ってしまうことがあります。

2つめは、丸くなった姿勢のまま、座りっぱなしでいること
ソファにもたれた姿勢や、車での長距離運転などで、 腰〜お尻まわりがずっと丸くなったまま固定されていると、神経の出口周辺に負担が集中しやすくなります。

3つめは、強い指圧や自己流のボキボキ矯正です。
その場では一時的に軽く感じても、神経や周囲の組織が過敏になっている時期に強刺激を入れると、 防御反応がさらに強まり、結果として症状を長引かせてしまうことがあります。

同じ目的を、もう少し安全に達成する「代わりの安全策」

とはいえ、ただ「やってはいけません」では不安だけが残ってしまいます。
大切なのは、「何を避けて、代わりに何をするか」がセットになっていることだと考えています。

例えば、前屈ストレッチの代わりに、“伸ばしきらない小さな動き”から始める方法があります。
椅子に浅く座り、息を軽く吐いて肋骨をふわっと下げてから、痛みの少ない側のつま先を ゆっくり上下に滑らせるように動かします。
「よく伸びている」という感覚はいらず、心地よい範囲の小さな動きで十分です。

座りっぱなしを避けるためには、「長時間耐える」ではなく、 短いリセットを小刻みに入れる発想が役に立ちます。
20〜30分に一度で良いので、立ち上がって骨盤だけを前後に小さくコロコロ動かしてみる。
腰を大きく反ったり丸めたりするのではなく、骨盤が椅子の上で転がる感覚を探すイメージです。

強い指圧やボキボキ矯正の代わりには、まず「楽な休み方」を決めてしまうことが大切です。
横向きで寝て、膝と膝の間にクッションやタオルを挟み、骨盤のねじれを減らした姿勢を先に作る。
そのうえで、立った時に足指をギュッと握り込まず、 お腹と太ももを少し近づけるような感覚で、股関節から体を折る練習を数回だけ入れてみる。
そんな「休ませ方+小さな動き」の組み合わせが、痛みの強い時期には安全ゾーンになりやすいです。

「これは整体ではなく病院へ」のサインも知っておいてほしい

坐骨神経痛と似た症状でも、整体では対応すべきでないケースもあります。
特に、次のようなサインがある場合は、自己判断で様子を見るよりも 早めに医療機関での評価を優先していただきたいと思っています。

こうしたサインがなくても、
「これまで経験したことのない痛み方だ」「不安が強い」という場合は、 一度画像検査を含めたチェックを受けておくと安心材料になります。

当院で大事にしている「短時間の調整+使い方の上書き」

めがね先生の整体院では、坐骨神経痛の方に対して、
長時間のもみほぐしや強い矯正は行っていません。

まずは検査結果や症状の経過をうかがいながら、
どの動きで悪化しやすいか、どの姿勢が少し楽か、といった 「体の使い方のクセ」を一緒に整理していきます。

そのうえで、短時間のソフトな調整で、神経のまわりにかかっている過剰な緊張をそっと落としていきます。
そして、日常生活の中で再現しやすい小さな動きに置き換えながら、 「ここまでは安全ゾーン」というラインを一緒に探していく、という進め方を大事にしています。

「今日はこれだけできれば十分」という目安を、その都度共有しながら進めていくことで、
無理なストレッチや自己流ケアに戻ってしまうリスクを減らしていくのが狙いです。

「やってはいけない」を知ることは、自分を守るための一歩

痛みが強いときほど、「何かしなきゃ」「動かさないと悪くなるかも」と焦りやすくなります。
そんなときにこそ、 「これはやらない」「代わりに、これならやっても大丈夫」という基準を持っておくことが、体を守ることにつながります。

もし今、

そんな不安がある方は、一度「今の使い方」と「安全な範囲」を一緒に確認してみませんか。

坐骨神経痛についての、より専門的な仕組みや当院での整体の流れは、
こちらの「坐骨神経痛」のページにもまとめています。よろしければ、あわせてご覧ください。

「その場しのぎではなく、悪化させないコツも含めて整えていきたい。」
そう感じる方は、ぜひ一度、当院の整体を体験してみてください。

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