沖縄めがね先生の整体院

沖縄の「めがね先生の整体院」は、画像診断の尊重と“体の使い方”の最適化で、痛みを繰り返さない体づくりを支援します。

サッカーの“股関節が硬い”は誤解?ブレーキを外して屈曲を出す

サッカーと股関節屈曲のイメージ

サッカーで股関節が曲がりにくい=硬いと感じる時、関節自体の問題ではなく、筋の力みや姿勢の固定が“ブレーキ”になっていることが少なくありません。

とくに前もも(大腿直筋)・腸腰筋・大腿筋膜張筋の過緊張、 肋骨の開き+骨盤前傾の固定は、屈曲を自分で止めてしまう使い方につながります。

よくある誤解:「ストレッチで伸ばせば曲がる」

ストレッチで筋長は一時的に変わっても、力みの学習が残っていると屈曲は戻りません。必要なのは、

30秒セルフチェック(屈曲が止まる“ブレーキ”の場所)

  1. 椅子に座り、片膝を胸に引き寄せる。肋骨を軽く下げて息を吐くと、膝はもう少し近づく?
  2. 同じ姿勢で、太もも前の張りが強くなるかを観察。強くなるなら前もも主導のサイン。
  3. 途中で前がつっかえる感じが出たら → 無理をせず一度戻す(呼気→やり直し)

なぜ“力みが抜ける”と屈曲が戻るのか

整え方(現場で使える超シンプル3つ)

① 呼吸で“前傾固定”をゆるめる

② 股関節でたたむ(前もも主導をやめる)

③ 殿筋の“受け”を先に作る

※痛み・引っかかり・可動域の急な悪化がある場合は、まず医療機関での評価が先です。

サッカー動作への落とし込み(例)

よくある質問

Q. ハムストリングが硬いから曲がらないのでは?
A. ハムの“長さ”より、前もも主導+骨盤前傾固定で屈曲が止まっているケースが多いです。呼気と股関節でたたむ感覚を先に整えると、自然に屈曲が戻ります。

Q. ストレッチだけでも効果はありますか?
A. ストレッチは動かしやすい余白を作る目的には有効です。 ただし動作の癖そのものは変わらないため、 その直後に手順化した動作練習(例:呼気→股関節でたたむ→お尻で受ける)を行います。

Q. 詰まる感じが強い時は?
A. 無理に屈曲を深めず、呼気→前傾固定をほどく→股関節でたたむ順に。痛みや引っかかりが続く場合は医療の評価を優先してください。

まとめ

「股関節が硬い」から伸ばすではなく、力みをほどいて“股関節でたためる体”に戻す。その方が、サッカーの現場でも再現性の高い屈曲が手に入ります。

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