沖縄めがね先生の整体院

沖縄の「めがね先生の整体院」は、画像診断の尊重と“体の使い方”の最適化で、痛みを繰り返さない体づくりを支援します。

膝の内側が痛い?“膝で受けない”立ち方に変えるコツ

膝の内側の痛み・立ち方のコツのイメージ

「膝の内側だけ、いつも気になるんです」というご相談

膝の内側がチクチクする、立ち上がりや階段の一歩目でズキッとする。
そんなご相談を受けるとき、私はまず「膝そのもの」ではなく「立ち方」を一緒に確認するようにしています。

もちろん、関節や半月板などの問題が隠れているケースもあり、
その場合は医療機関での評価が欠かせません。

ただ、画像上は大きな異常がないのに、
立ち方・荷重のかけ方のクセで内側に負担が集中している方も少なくありません。

“膝で受けてしまう”立ち方のパターン

膝の内側がつらい方を見ていると、こんな共通点がよく見られます。

この状態が続くと、膝の内側が「クッション」ではなく「ストッパー」になってしまうため、
歩く・止まる・向きを変えるたびに、同じ場所がこすれ続けるイメージになります。

なので、膝の内側ばかりを揉んだり伸ばしたりする前に、
「そもそも膝で受けすぎていないか?」を見直すことが、遠回りなようで近道になることが多いです。

膝で受けないための「立ち方」のイメージ

立ち方を変えると聞くと難しく感じますが、
ポイントをいくつかに絞ると、そんなに特別なことではありません。

ひとつめは、足の裏の受け皿を作ることです。
裸足か、靴の中で足指を軽く長く伸ばしながら、
かかと・親指のつけ根・小指のつけ根の三点で床を感じるようにしてみます。

このとき、指で床をつかむのではなく、
「足の内側にも外側にも、同じくらい体重が乗っているかな?」と、
じわっと確かめるだけで十分です。

ふたつめは、膝頭の向きです。
鏡の前に立ち、膝のお皿(膝蓋骨)が2〜3本目の足指の方向を向くようにそろえてみます。

内側に入りやすい方は、ひざ頭をわずかに外側へ誘導してから力を抜くと、
その位置が「真ん中」だと感じやすくなります。

そして三つめが、膝ではなく股関節で前傾・直立をすることです。
軽く息を吐いて肋骨を少し下げ、
お腹と太ももがそっと近づくようなイメージで、股関節から前に折れていきます。

そこから起き上がるときも、前ももで引き上げるのではなく、
お尻に体重をあずけながら戻る意識を持つと、
膝の内側ばかりでブレーキをかける感覚が少し変わってきます。

30秒でできる「今のクセ」のセルフチェック

ご自宅でも、簡単に今のクセを確かめることができます。

どれかひとつでも「うまくできないな」と感じるところがあれば、
そこが膝に負担が集まりやすいポイントかもしれません。

「これは先に医療機関へ」がいいサイン

中には、立ち方の前に、まず医療機関での評価を優先した方がよいケースもあります。

たとえば、 はっきりした腫れや熱感があるとき・ケガをしてから痛みが続いているとき・膝が引っかかって動かない感じ(ロッキング)があるとき・夜間もズキズキして眠れないときなどは、
先に整形外科などで診てもらうことをおすすめします。

そのうえで、「骨や半月板に大きな異常はないけれど、まだ痛みが続く」という場合には、
立ち方・荷重のかけ方を一緒に見直していくのが合っていることも多いです。

当院で大事にしている見立てとサポート

めがね先生の整体院では、膝の内側が気になる方に対して、
膝だけをグイグイ押したり、強くひねったりすることはしません。

まずは、足裏のどこに体重が乗っているか・膝頭がどこを向いているか・股関節と体幹がどのくらい支えに参加できているかを、一緒に確認していきます。

そのうえで、短時間のソフトな調整で、
足首・膝・股関節まわりのこわばりや、過剰な力みをやさしく整えます。
「膝で受けなくても立てる位置」を、まずは整体で作るイメージです。

調整だけで終わらせず、その場で立ち方や前かがみ、階段の一歩目などを一緒に練習するのも、当院の特徴です。

足指を握らずに三点で床を捉えること。
膝頭を2〜3本目の指にそろえること。
膝ではなく股関節と体幹で受けること。
こうしたポイントを、今の膝の状態に合わせて少しずつ上書きしていきます。

膝の痛みについてのより詳しい考え方や、整体の進め方は、
膝の痛みのページ姿勢改善整体のページにもまとめています。

「その場しのぎではなく、立ち方ごと見直していきたい。」
そう感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。

関連: 膝の痛み姿勢改善整体運動連鎖の解説当院の整体理念

top