柔道整復師の本来の役割と、現場で感じた違和感

柔道整復師として感じた違和感と私の選択

まず最初にお伝えしたいこと

  • 柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷について学ぶ国家資格です
  • 一方で、実際の現場では外傷に触れる機会が少ないこともあります
  • 学校で学ぶことと、現場で求められることにギャップを感じることがあります
  • その中で私は、自分が学んできたことをどう活かすかを考えてきました

柔道整復師として働く中で、ずっと心に引っかかっていたことがあります。

それは、学校で学んだことと、 実際の現場で求められることの違いです。

柔道整復師の養成課程では、 骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷について、 体の構造や評価、処置の方法を学びます。

私自身も、 そうした知識や技術を身につけたいと思い、 柔道整復師になりました。

ところが現場に出ると、 学校で時間をかけて学んできた外傷に触れる機会が、 思っていたほど多くないことに気づきました。

「学校で学んできたことを、実際の現場でどう活かしていくのか。」 これは、柔道整復師になってからずっと考えてきたことの一つです。

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柔道整復師は何を学ぶ資格なのか

柔道整復師というと、 「整骨院でマッサージをする人」というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、私が学校で学んだ中心は、 骨折や脱臼、捻挫、打撲などの外傷でした。

人体の骨や関節、筋肉について学び、 ケガをした時に体の中で何が起きているのかを考えます。

骨折であれば、 どの方向へ骨がずれているのか。

脱臼であれば、 関節がどのような位置関係になっているのか。

捻挫であれば、 どの組織にどのような力が加わった可能性があるのか。

そして必要に応じて、 整復や固定などについても学びます。

健康保険の療養費についても、 柔道整復では骨折・脱臼・打撲・捻挫などの外傷が対象となり、 単なる肩こりや筋肉疲労は対象にはなりません。

私にとって柔道整復師は、まず「ケガをした体をどう見るか」を学ぶところから始まった資格でした。

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現場に出て感じたギャップ

ところが、実際に整骨院の現場に入ると、 私が想像していた世界とは少し違いました。

肩や腰の慢性的なつらさを訴えて来院する方も多く、 骨折や脱臼といった外傷を経験できる機会は限られていました。

学生時代にアルバイトをしていた整骨院で、 「もっと外傷を勉強したい」と話したことがあります。

その時に、 「うちはそういう院じゃない」 と言われたことがありました。

もちろん、その院が悪いという話ではありません。

地域によって来院する方も違いますし、 院によって役割や方針も違います。

実際に求めている方がいる以上、 そのニーズに応えるという考え方もあります。

ただ私は、

「せっかく柔道整復師になったのだから、 自分は学校で学んだことをもっと実際の現場で経験したい」

という思いが強くなっていきました。

現場に合わせるだけではなく、自分が何を学び、どんな施術者になりたいのかを考えるようになりました。

03

外傷を学ぶために整形外科へ

そこで私は、骨折や脱臼などを実際に経験できる環境を求めて、 整形外科で働く道を選びました。

整形外科では、 骨折や脱臼などの処置、 ギプス固定、 ケガの後のリハビリなどに携わりました。

レントゲンやMRI、エコーなどを見る機会も増えました。

皮膚の上から体を触った時に、 その下にどんな骨があり、 関節がどのような位置にあり、 筋肉や腱がどの方向へ走っているのか。

画像と実際の体を何度も照らし合わせながら、 少しずつ体の構造を理解していきました。

さらに外傷の経験を積みたいと思い、 長野県のスキー場にある救護所兼整骨院で働いたこともあります。

そこでは、 骨折や脱臼などで運ばれてくる方に対して、 状態を判断し、必要な処置を行う経験を重ねました。

学校で教科書として学んだ体の構造が、実際の患者さんの体と少しずつ結びついていきました。

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外傷の経験は、今の整体にもつながっています

現在の当院では、 骨折や脱臼を日常的に処置しているわけではありません。

それでも、 外傷を学んできた経験は、 今の整体にもつながっています。

例えば、 腕を上げた時に肩がどのように動いているのか。

股関節を動かした時に、 骨盤や腰がどのように動いているのか。

歩いた時に、 足から体幹まで力がどのようにつながっているのか。

こうした動きを見る時にも、 骨や関節、筋肉の位置関係を理解していることが土台になります。

また、 「整体で見てよいものなのか」 「先に医療機関で確認したほうがよい状態なのか」 を考える時にも、 整形外科での経験は役立っています。

外傷を診るために身につけてきた知識は、今では「体がどう動いているか」を見るための土台になっています。

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私が選んだ施術の形

柔道整復師になったからといって、 すべての柔道整復師が同じ道を進むわけではありません。

整骨院で外傷を中心に診る人もいます。

スポーツ分野へ進む人もいます。

病院や介護の分野で働く人もいます。

私自身も、 整形外科やスキー場での経験、 そして開業後の施術を通して、 自分が何を大切にしたいのかを考えてきました。

その結果、 現在は痛い場所だけを見るのではなく、 姿勢や歩き方、関節の動き、筋力、呼吸、力の入り方など、 体全体の使い方を見ることを施術の中心にしています。

柔道整復師として学んできた骨や関節の知識。

整形外科で経験してきた外傷やリハビリ。

それらを土台にしながら、 今の自分にできる形で施術に活かしています。

学んできたことをそのまま使うのではなく、これまでの経験を今の施術にどう活かすか。それが私なりに選んだ形です。

こんな方に向いています

  • 痛い場所だけではなく体全体を見てほしい
  • 姿勢や歩き方、動き方も確認してほしい
  • 自分の体がどう使われているのか知りたい
  • 強く揉んだり、ボキボキする施術が苦手

痛みのある場所だけで判断せず、体全体の状態を確認します。

必要に応じて、 姿勢や動き、体の使い方も一緒に練習していきます。

柔道整復師として学んできたことは、今の施術の土台になっています。

沖縄・豊見城市で、姿勢や動き、体の使い方まで含めて見直したい方はご相談ください。