40代女性。足の内側のくるぶしの斜め下が痛むようになり、整形外科で有痛性外脛骨と診断されました。
子供は、手術で治るようですが、大人の場合、痛む時は足を休めて湿布などで痛みをやわらげる方法しかないと言われました。仕事は、農作業なので常に足を使っているのでいつも痛い状況です。
大人の場合、根本治療はないのでしょうか?
はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。
足の内側に舟状骨という骨があり、この先端に余分な骨が備わっている人がいます。これは外脛骨と呼ばれ、捻挫後などに痛みの原因となることがあります。
多くは骨の出っ張りがみられるだけですが、これに痛みを伴うような病態を有痛性外脛骨と言います。
有痛性外脛骨は若年性のスポーツ障害として数多く見られる疾患の一つですが、成人になって疼痛が発症することも少なくありません。
有痛性外脛骨で農作業は辛いですね。
手術は出来ないと言われたのですね。確認のために足の専門医にも診てもらった方がいいかもしれません。
ですが、手術をするしないに関わらずやらなければいけないことがあります。それは体の使い方の改善です。
正しい体の使い方を身につけて外脛骨の動揺を減らすことで痛みの改善と予防を目指します。正しい体の使い方を身につけなければ、術後はたしかに外脛骨の動揺は無くなりますが、これまでとは違う部位が痛くなることもあります。
痛みが出るには、出るような体の使い方や生活習慣があるのです。基本的に整形外科疾患は、恐い病気ではないかぎり、腰痛、肩こり、ひざ・肘痛、股関節痛などに関しては、体の使い方や生活習慣の改善で良くなります。
ですがそれががなかなか出来ないのです。そんなことで治るわけがないと思ってしまうんでしょうね。そして結局マッサージなどに頼ってしまいます。
どんなスポーツでも起こりますが、陸上・サッカー・バスケットボールなどのよく走る競技で多く見られます。
舟状骨は後脛骨筋と呼ばれるふくらはぎにある筋肉の付着部になっており、下腿の筋肉が過度の運動により疲労し硬くなっていると、後脛骨筋腱が引っ張られ外脛骨に炎症を起こします。
捻挫などの外傷、靴による圧迫など外的ストレスが引き金となって痛みが発生することもあります。
とくに外脛骨が突出している形状の人や偏平足、回内足があると外脛骨に負担がかかりやすいため、激しい運動をしなくても長時間の歩行や立ち仕事などでも痛みを生じることがあります。
痛みが出る要因はまだまだあります。当てはまることがあればそれらを専門的知識を持って確実に改善していくことが大事です。
自己流のエクササイズでは逆に悪化させてしまうこともあります。
タオルギャザーは効果に乏しくリスクもあった。さらに母趾のエクササイズよりも母趾以外のエクササイズがより有効的であった
有痛性外脛骨に対する臨床的治療展開の検討 / 城下 貴司
有痛性外脛骨改善させるには高い技術と知識が必要です。沖縄めがね先生の整体院では、有痛性外脛骨の改善のために、手技で体を緩め、悪い姿勢を改善し、更に体に悪影響を及ぼす力みの改善のコツを懇切丁寧にお伝えいたします。