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脱臼癖

私は今ニュージーランドでラグビーをしているのですが、
右肩だけいつも脱臼してしまいます。
ほとんどの場合は自分で入れる事が出来ます。
脱臼をしなくなるようにするにはどのような事をすれば良いのでしょうか?
肩の筋トレでしょうか?それとも関節を強くするサプリメントでしょうか?

A 回答

はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。

>ほとんどの場合は自分で入れる事が出来ます。

脱臼は自分で入れてはいけません。再脱臼率が格段に上がります。解剖の知識が頭に入っていない状態で無理な整復を行うと、骨と骨がぶつかり骨折するリスクがあるからです。

ちなみに肩甲骨が骨折する場合をバンカート損傷、上腕骨の骨折はヒルサックス損傷といいます。

脱臼時に骨を損傷、または関節唇損傷などがあると関節は不安定になり反復性脱臼の原因となります。

ただ入れるだけではなく、いかに損傷を最小限に抑えられるかが整復の大事なポイントです。

高校野球の大会で、ある監督が脱臼した選手の肩を入れるという出来事がありました。

その動画たまたまYOUTUBEで見たのですが、あれは良くないことだと思っています。

私はこれまで整形外科において、患者さんの肩関節脱臼の整復は何度も行ってきました。

下記の動画は私が整形外科勤務時代に行った「肩の脱臼治療」の様子です。

▼肩の脱臼治療の様子【動画】

※ご視聴の際は、音声が出ますのでご注意下さい。

そうした目で、監督さんが生徒に行った整復を見てみると、ものすごく乱暴な印象でした。あれだと二次的な損傷を起こします。つまり再脱臼のリスクを高めます。

また、実際にはその整復で入ったわけではないです。映像では痛くてしゃがみ込んだ時に、力が抜けて、その時腕の角度がいい位置にあったため、肩が戻ったように見えます。

更にはその後試合に戻しています。間違いなく二次的損傷を引き起こします。なぜなら、高確率で腕を肩甲骨に固定している筋や軟骨は損傷しているため、非常に緩い状態です。

乱暴に整復しようとすると、病状の悪化を招く恐れがあります。骨折を合併していることもあるからです。医療機関を受診していただき、X線検査で骨折がないことを確認したうえで、専門家に整復してもらうことをお勧めします。

反復性肩関節脱臼 受診後、専門家に整復を-弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座助教 奈良岡琢哉

普通ならすぐ固定です。しかも固定もそんなに単純ではないです。いまだに腕をどの位置にして固定した方が再脱臼率を下げられるかといった論争があるほどです。

脱臼で痛めた腕を安静にするために三角巾で固定

いったん脱臼をすると、スポーツ復帰するには高確率で手術が必要になります。
しかも手術をしても再脱臼のリスクはあります。

あくまで動画だけをみての感想です。

スポーツの世界なので、色々あると思います。試合に戻してあげたい監督の気持ちと、なんとしてでも試合に出たい、監督なら何とかしてくれるという信頼感など、そういったことが高校野球の美学なんでしょうね。

現に生徒はすごく喜んでいました。

>脱臼をしなくなるようにするにはどのような事をすれば良いのでしょうか?

リハビリは繊細に行わなければいけません。
まずは病院でしっかり検査をして、安全で効果的な筋トレを指導してもらったほうがいいです。

ラグビーだと、おそらく手術を勧めれて、長期のリハビリが必要になるとは思いますが・・・

少しでも参考になれば幸いです(^-^)