昔から便秘症なのですが、でたりでなかったりで…
運動やマッサージ、オリゴ糖やヨーグルトなどいろいろ試していますが、すぐ便秘になります。
便秘解消にいい ことはありますか?
はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。
色々試されているのになかなか改善しないんですね。
程度が軽ければ生活習慣の改善で様子をみてもよさそうですが、それだけ頑張られても出ないのであれば、病院へ行かれた方がいいと思います。
なぜなら、
ということもあり得るからです。病院で検査をして特に問題がなかった場合は当院の出番となります。
便秘とは、一般的に大腸内に便が長時間とどまり、排便が順調に行われていない状態のことをいいます。定義として、排便回数や間隔が決まっているわけではなく、個人差があります。
一般的に排便は1日に1、2回あるといわれていますが、毎日排便していても、“すっきりしない”人もいます。このような、毎日排便があっても残便感や不快感があるときは、便秘といえます。
便秘には、旅行や環境変化などで一時的におこる急性便秘、食事内容の変化や腸の機能が低下して便秘が慢性化する慢性便秘など、さまざまな種類があります。
さらに慢性便秘は、一般的に病気に由来しない機能性便秘を指すことが多く、大きく「弛緩性便秘」「けいれん性便秘」「直腸性便秘」の3つに分けることができます。
大腸の蠕動運動が弱くなることにより生じ、規則的な排便習慣がなく便を溜めておく癖のある人に多くみられます。
弛緩性便秘とは逆に大腸の収縮運動が強すぎるためにスムースな便の移動が妨げられて排便がない状態で、ストレスなどにより、自律神経の乱れが原因といわれています。
直腸に便が達しても便意が起きず排便運動が生じない状態で、便意があるのに排便を我慢する人や、高齢で排便反射が低下している場合にみられます。
ちなみに60歳以下の女性の場合は、ダイエット経験がある人や昼食摂取が少ない人ほど便秘が多いそうです。
一方、快便の人に共通してみられる生活習慣として、女性は「一口の咀嚼(そしゃく)回数が30回以上」、男性は「1日当たり1500ミリリットル以上の水分を摂取」を指摘する研究があります。
多くの医師は下剤の処方を除けば、
これらを推奨しているようです。
「考える人」の姿勢では、直腸と肛門のつながり具合がより真っすぐになり、便が出やすくり、さらに、肛門を締め付ける「括約筋」などもより緩んだ状態になるため、『考える人』の姿勢は背筋を伸ばすより排便しやすいとういう研究結果があります。
便器に座った際に前かがみになって、ロダンの彫刻「考える人」のようなポーズ(前かがみ35度)を取ると排便しやすい。
エビデンスに基づく循環器疾患患者の便秘診療ー慢性便秘
2017年10月に日本初の「慢性便秘症診療ガイドライン」が作成されました。
それによると食物繊維については、「過剰摂取は便秘を悪化させる」とし、多く摂取すればいいというものでもないようです。ですが、不足している場合の摂取については「効果あり」としているので、適量であることが大切だということです。
運動や腹壁マッサージは100%効果があるわけではないけど効果がないともいえないと記載されています。
それでも運動やマッサージで便秘が解消される方がいらっしゃるのも事実です。マッサージを取り入れている医師もいらっしゃいますし、実際に私も便秘の方に腹壁マッサージを行い改善された方はいらっしゃいます。
適正な食事、特に食物繊維や乳製品の摂取と運動、腹壁マッサージなどが便秘を改善するという、たくさんの論文報告がありますが、確固とした医学的根拠はありません。しかし、食物繊維の適正摂取と運動は、腸のぜん動や免疫機能を高めるといわれ、しかも、体に害はなく、多方面の健康全般にも効果があるという論文が数多くあります
骨盤底筋を適切に収縮できるように訓練するバイオフィードバック療法は、排便困難症状が強い人に効果が期待できます。保険適用ではありませんが、エビデンスレベルは『A』です
慢性便秘の治療薬 医師と相談して選ぶ-熊本日日新聞朝刊
沖縄めがね先生の整体院では、便秘改善のために、柔らかい手技で体を緩め、悪い姿勢を改善し、更に直腸運動に悪影響を及ぼす力み(緊張)の改善のコツや骨盤底筋の訓練法などを懇切丁寧にお伝えいたします。すぐに変わるわけではないですし、ご本人の努力も必要になりますが、徐々に便秘が改善していくようお手伝い致します。