からだを弛めた後は、軸をつくる必要があります。
軸がゆがんだままだと、ゆがみを補うためにからだを緊張させてしまいます。
では、軸とはどういうものでしょうか?
日本の武道ではこれを「正中線」や「中心線」と呼びます。
野球やゴルフなどのスポーツ界では「軸」や「体軸」、「身体軸」と言います。
また、バレエやダンス、スキーなどの世界ではこれを「センター」と呼びます。
いずれにしても、その道の達人たちが言う「からだの中心を通り、天地に伸びた一本の線」のようなものを軸と言います。
軸がゆがむと側湾や肩の左右差、骨盤の ゆがみや頭の傾きなど様々な姿勢の癖が出てくるでしょう。
当院では、体の力を緩めることを特に重視しています。
施術により余分な力みを解消し、歪んだ軸を正しい位置に矯正します。
ただし、一度矯正した軸も、誤った意識を持ったままではすぐに歪んでしまいます。
正しい軸に矯正した後は、ご自身で正しい感覚を身につけ、それを定着させる努力が必要です。
この感覚は身につくまでに時間がかかりますが、一度身につくと忘れにくいものです。
まるで何十年経った今でも同じ感覚で自転車に乗れるように、正しい軸の感覚も反復して身につける必要があります。
その過程で、当院が丁寧にサポートし、正しい軸を確立するお手伝いをいたします。