※ご視聴の際は、音声が出ますのでご注意下さい。
▼実際のレントゲン画像
この動画は、私が整形外科勤務時代に経験した「肩の脱臼治療」の一端を捉えたものです。
注意喚起として、外れた骨を戻す様子を収めた痛々しい動画ですので、閲覧にはご注意ください。
動画では、スキー場での事故により二の腕の骨が肩甲骨から外れた患者さんへの治療が記録されています。
外れた骨を元の位置に戻す作業は、病状が引き起こした痛みや不調に対する的確なアプローチが求められます。
整復の結果、二の腕の骨は約2分12秒の辺りで肩甲骨の元の位置に戻り、その瞬間、患者さんの首が「がくっ」となる場面があります。これにより、痛みも落ち着きました。
動画の後に掲載されているレントゲン画像は、治療前と治療後の患者さんの状態を示しています。
治療前は二の腕の骨が肩甲骨から外れ、肩幅が狭くなりましたが、治療後は肩幅が戻り、再脱臼のリスクが低減されています。
ただし、動画では整復に結構な時間がかかっていることに留意してください。
本来であれば2~3分ほどで治せるのですが、この患者さんは脱臼して一日が経過してからの来院であり、筋肉が固まっていたため時間がかかりました。
体を痛めた場合は早めの治療が重要です。
急いで受診することで、治療がより効果的に行えます。